「どこが痛いのかよく分からないんですけど痛いんです。整形の先生に言ったんですけど、先生ニコニコするだけなんです。」と言うHさん。90代の女性です。
整形外科の先生、ニコニコするだけ・・・そりゃそうですよね~。90過ぎているんですもん。昔なら「年ですね。」で終わっていました。
でも90代でも痛いものは痛いんです。よくなるものな良くなりたい!当然です。
まずどこが痛いのか痛みの確認です。
どうやら両手と両肩が痛いようです。両肩は上に挙げるときに痛むようです。手首も少し腫れています。
五十肩など他の治療をしていてもそうなのですが、最初は肩なら肩全体が痛むため痛みの場所の特定が難しい・・・こんなことはよくあります。
こんな時、本治法はとっても便利です。痛みの部位の特定ができなくても脈を診て尺膚の様子から証を決め五臓の調整をします。(痛い所にぶすぶすさす必要が無いからです。)
五臓の調整が有効なのは東洋医学では肝は筋を主どり、腎は骨を主どり、脾は肌肉を主どると考えるからです。そして経絡(神経とは異なる東洋医学で考える気のルート)の調整をします。
初診は夏でしたので、夏の季節と五臓の関係などからどのツボを使うか考えていきます。
最初は痛みの部位がはっきりしなかったHさんも数回の治療で手首の腫れが取れ肩の痛みが残りました。
最初に右肩が楽になり最後にものを取るなど肩を伸ばすとき痛いと、痛む部分が限定的となりました。
肩の周りにはいろいろな筋肉がついています。
痛みが長く続くとその部分の筋肉を動かすことがあまりできないので筋力が低下してしまいます。特に年齢が上がるとなおさらです。
そこである程度痛みが取れてきた段階ではり治療に加え簡単な筋力トレーニングを行ってもらいました。(まさにパーソナルトレーニングですね!)















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