経絡ってなあに? その2

足にあるツボ一穴に針を刺した時のことです。

「なんだか腰のあたりがふぁ~って温かくなってきました。気のせいですか?」

腰の痛みで来院しているDさんです。

「気のせいではありませんよ~。身体は繋がっていますからね~。」

前回ご説明した通り身体には経絡という気血のルートがあります。

ツボはその経絡上にあるというのは前回ご説明したとおりです。

さて今回は経絡ってどんな働きをしているの?です。

経絡は《霊枢・海論》に「夫れ十二経脈は、うちは臓腑に属し、外は肢節に絡う。」とあるように

身体の中では五臓六腑と繋り、外側では手足や関節、体表面につながっています。

目、耳、鼻、口、舌、前陰(外尿道口・膣)、後陰(肛門)などの器官は、そこを通る経脈と関係していて内臓と連絡しています。

例えば足の厥陰肝経は肝に属し、胆と連絡して、上にあがって目に繋がります。

他にも足の陽明胃経は胃に属し、脾と連絡して、口唇の周りをぐるりとします。

さらに前回お話した通り五臓と六腑は表裏の関係と言って肝は胆と、肺は大腸と関係があります。

こんな風に表と裏の臓と府をつなぐのも経絡の役割です。

《霊枢・本臓》に “経脈なる者は、血気を行らして陰陽を営み、筋骨を濡し、関節を利するゆえんの物なり。”とあります。

経脈は気血が通行する通路です。そして身体の内部と外部に気血をめぐらし、筋骨を潤し関節の動きを滑らかにします。

はり治療の本治法を行うと皮膚に潤いや艶がでて関節の動きがよくなります。

そして筋肉には弾力がでてきます。

こんな風な身体の変化で治療効果を確認することができます。

身体が敏感・・・反応が良い人・・・は面白いことに経絡のルートに沿ってびりびりやふぁ~っと暖かくなったりと何かを感じる方もいます。

ちょっと身体の反応の鈍い人は本治法だけだとよく分からない・・・なんて方もいます。

でも大丈夫!!

例えその場で分からなくても少し時間がたつと楽になったのが分かります。

次の日の朝、中には二日後なんて方もいますのでご安心くださいね。

 

 

 

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