「なんだか頭が痛いんです。重くて沈み込むような感じです。」
「その不快な感じ、もしかしたら布で頭を包まれたような感じではないですか?」
実は偏頭痛で来院される人の中にはこんな方、意外に多くいらっしゃいます。
他にも身体がだるくて痛みが出たり、胸悶感、鼻が詰まったり悪風がしたり・・・。
舌を診ると白くてねちゃねちゃした苔が乗っかっています。これ膩苔っていいます。(他にもむくんで歯根のある舌をしている方もいます。)
からだに余分な湿気が溜まっている証拠の一つです。
つゆ時や雨が降り続いたり、湿度の高いところで生活していたり・・・身体に湿気が溜まりやすい環境で生活しているとこんな風に具合の悪くなる方がいるのです。
東洋医学ではこれ湿邪といいます。もともと身体の水はけの悪い人は湿気が高い環境にいると身体に余分な水分が溜まりやすくなってしまうのです。
からだの中の湿気に邪魔されて気が頭に上らないので(清陽不昇)頭痛がしたり昏蒙(めまい)がしたりといった症状が発生するのです。
さらに湿が凝集した痰が胸隔にあると胸悶感がしたり痰濁が上逆すると嘔悪痰涎などの症状もでやすくなります。
低血圧の人がつゆ時や気圧が変化するとき身体がだるくて起きられなくなったりめまいがしたり・・・といった症状に似ていますね。
ではからだの中の水はけが悪い人って一体どんな人なのでしょう?
胃腸の調子が悪かったり(脾虚)呼吸器系統が弱かったり(肺虚)、腎の働きが弱かったり(腎虚)の方です。
これは生まれもった体質もありますのでお若い方でもいらっしゃいます。
ですが年齢が上がってくると五臓の働きが落ちてくるので、いままでなんでもなかった方も「最近どうも調子がね~」なんて言う方が増えてきます。
こうなると本治法で五臓の調整をしなければいけません。
東洋医学では内傷なくば外邪入らずと考えます。
これは身体の状態がよければ外からの邪気は入ってこないという意味です。
ですから日ごろから鍛錬したり気を付ける必要があります。
はり治療をしていると治療終了後、急にトイレに行きたくなる人がいます。
本治法で五臓のバランスが整うと身体の余分な水分が排出する力がアップされる為です。















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