食べ物には温熱性の食べ物と寒涼性の食べ物があります。
この寒熱温涼の4つの異なる特徴を四性または四気といいます。
温熱性の食べ物にはからだを温める性質があります。
この温める性質というのは、身体を興奮させる、新陳代謝を高める、気血のめぐりを良くする、冷えを取り除くなどの意味があります。
寒涼性の食べ物には身体を冷やす性質があります。
この冷やす性質というのは、からだの興奮を鎮め炎症を抑えたり、熱を取り除いたりする働きです。
涼よりも寒の方が冷やす働きが強くなります。
夏の暑いとき、からだに熱がこもっている時などは寒涼性の食べ物を多めにとります。
冬の寒いとき、身体が冷えているときには温熱性の食べ物を多めにいただきます。
ですが寒熱をあまり神経質に考える必要はありせん。
ふだん私たちが口にしている食べ物の大部分が平性といって温熱性でもなく寒涼性でもないちょうどその真ん中の性質を持っています。
普段食事をいただくときはなるべくこの平性に近づけるように心がけると食事のバランスがよくなります。
身体をつくるもとである肉類を1と考えて野菜類をその2〜3倍いただいているとだいたいその割合になります。
さらにその季節に取れる野菜をいただくようにすると夏は少し涼性に冬は温性に傾くように自然の仕組みはうまくできているのです。
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