「起立性調整障害と病院で言われました。朝なかなか起きられないのです。薬を飲んでも効果がないのです。」
そういってお母さんと来院されたのは小学校4年生のFちゃんです。
見るとまだ小学生なのに首から背中にかけて硬くなっています。
「生理はまだですか?」お母さんにそっと聞いてみました。
「まだです。」
大人に比べて子供の身体は素直です。
経絡を調整してあげると簡単に通ります。
ですから生理が来る前のお子さんの自律神経系の病気はあまりいじくりまわしていなければ簡単に治るのです。
このFちゃんも数回の治療で朝起きられるようになり普通に学校に行けるようになりました。
人間のからだは正直です。からだのバランスがくずれて調子が悪くなるとからだのどこかにコリが出てSOSサインが出てきます。
もちろんこの凝りは凝っているところをぐいぐいもんでもとれません。
また本人は無自覚、一般の方には分からないケースもあります。
ですが、基本的にはしっかりコリが出て調子が悪くなっている場合は比較的早く治ります。
反対にコリが無くふにゃふにゃしていた状態はからだの正気が虚してエネルギーが不足した状態になりますので少し時間がかかります。
またお子さんの治療の場合、お母さんも一緒に治療したほうが早く良くなるケースもあります。