「きっかけが良く分からないのですが足が痛いんです。」とびっこを引きながら来院された70代のKさん。左足のももの後ろと横に痛みがあるとの事。
仰向けに寝てもらい膝を曲げてもらうと90度のところで痛みが出ます。立ち上がりなど体の位置を変える時や左を上にして寝る姿勢も痛いとのこと。
足のももの後ろや横には太陽膀胱経という経絡と少陽胆経という経絡が流れています。
本治法で治療をしたところ少し楽になったとの事でした。
次の治療は2日後に来てもらいました。
「歩けるようになりました。」とKさん。前回はびっこを引きながらの来院でしたが今回は比較的スムーズに歩いています。膝を屈曲させてもそれほど痛みが出ない様子です。
ですが、左坐骨結節から大腿後部にかけてまだ痛みが残っています。左膝の下(曲泉穴付近)にも痛みがあり左膝全体が腫れている感じです。(右膝の上にはしわがあるが左ひざの上には皺がありません。)
最初の足の痛みがよくなったのでもともとあった膝の悪いのがはっきりしてきたようです。一日おきに5回治療しました。よくなってきたので週2回の治療としました。10回くらいで膝の炎症も小さくなりました。
左ももや膝のつっぱり、右股関節にも痛みが出ていたのでそれらの症状を改善するため週に1回の治療で様子を見ました。10回でほぼよくなったので治療を終了しました。
Kさん、70代でしたがもともと体を動かすのが好きな方でした。健康のためと 4階までの階段を往復するのが日課という努力家です。とても体力のある方でしたので足の痛みも早く良くなりました。
痛みがなくなりつっぱりが気になる程度になってからは日課の階段のぼりを復活。
腰から下は植物に例えれば根っこです。無理せず鍛えてくださいね。

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